冷静な人が共通して持っている特徴と冷静な人になる為の3つの方法

仕事やプライベートで、急なトラブルが起こったとき、大抵は「どうしよう」「困ったな~」と焦ってしまうところですが、そんな時でも動じず落ち着いて行動できる、いわゆる「冷静な人」っていますよね。

冷静な人と見られるだけで、頭が良い、仕事ができる人と思われ、そういう人に自分もなれたらなと思っている人も多いはず。

この「冷静な人」ですが、何も特別な人だけがなれるのではなく、冷静な人と言われる人が普段行っている特徴を掴み、考え方や行動を変えることで、誰でも冷静な人へ変わっていくことは可能なのです。

そこで今回は、冷静な人へ自分を変えていきたいと思っている人に、冷静な人になる方法について、特徴を踏まえてご紹介していきたいと思います。

 

冷静な人が持っている共通の特徴とは

特徴1:物事を客観的に捉えられる

冷静な人に共通するのは、急なトラブルがあったときに、客観的に捉えられる事が挙げられます。

大抵の人は、急なトラブルが起こったときに、主観的に捉えてしまう為、その時の感情が自らを焦らせ、的確な判断ができない状態で慌ててしまうのです。

その主観的な捉え方が強ければ強いほど、感情に流されやすく、視野も狭くなってしまう為、冷静とは真逆の興奮状態になってしまうのです。

ですので、冷静な人ほど客観視が出来る人と言えるのです。

特徴2:判断を急がない

大抵の人は、急なトラブルに対して、不安で、焦ってしまうところから始まってしまいますが、冷静な人は、まずはその起こったことに対して、しっかりと受け止め、じっくりと考えて判断を下す事ができます。

どうしても早く何とかしなきゃと思う気持ちが先行しすぎて、余計に気持ちを焦らせ、その事が判断力を鈍らせてしまっているのです。

また、不安や焦りが思考を邪魔してしまい、どうしよう、どうしようで結局答えを出せないまま時間ばかりがすぎていってしまうのです。

冷静な人は、判断を急がず、一見判断が遅く見られてしまうこともありますが、的確な判断を下せるので、結果として急なトラブルに対しての収束力は高いと言えます。

特徴3:今までの経験に当てはめ考える事ができる

冷静な人がトラブル回避力が高いのは、今までの人生においての経験から似たようなケースに当てはめ、答えを導き出す事ができるからです。

仕事やプライベートにおける急なトラブルについては、決して一様ではありませんが、ケースとして今までの経験に当てはめる事ができるのも冷静な人が持っている特徴です。

特徴4:周りに流されない自分を持っている

急なトラブルは誰もが起こって欲しくないと思うものです。

ただ、どんな人にもトラブルというのは起こり得る事で、起こったことに対してどのように対処していくのかが大事になります。

人はどうしても急なトラブルに対して、動揺し、焦りが生まれ、だれか助けてほしいと自分を見失ってしまい、判断ができず、周りに流されて失敗してしまう事があります。

しかし、冷静な人はというと、客観的にみる事が習慣化しているため、自分の考え方をしっかり持っているので、周りに流される事がなく、そのトラブルに向かい合う事ができるのです。

特徴5:幾つかの選択肢を用意している

冷静な人は、急なトラブルに対して客観的に捉えているため、様々な展開(失敗した時のことも頭におき)を想定し、判断をしていく事が上手です。

その為に、その物事に対する答えの選択肢をいくつか用意した上で判断を下していきます。

だからこそ、答えを出すのに急がず時間をかけるのです。

そうすることでたとえ失敗しても、想定内という考えができていれば、次の選択肢を実行すれば良いだけなので、心が動じることはありません

では、ここからは、これらの特徴を踏まえた上で、冷静な人になる為に何が必要なのかを考えていきたいと思います。

 

冷静な人になる為の3つの方法とは

方法1:起こった物事に対して、慌てずまずは受け止める習慣をつける

冷静になれない人は、どうしても感情の赴くままに行動してしまいがちである為、まずは急なトラブル等、起こってしまった物事に対し、表面上で捉えるのではなく、一度自分の中でしっかりと受け止めることをしましょう。

ほとんどの場合が、その起こってしまったことの内容を正しく理解する前に、動揺し、焦って判断が下せない状態になっているのです。

何がどうしてこの事が起こっているのか、慌てず受け止め理解をしていきましょう。

それを習慣化できるようになれば、一旦落ち着いて考えてみようという行動につながり、それが冷静な人へ向かっていける道筋になるはずです。

方法2:すぐに答えを出そうとしない、選択肢(引き出し)を作る

冷静になれない人は、急なトラブルに対して、すぐに答えを出さなきゃと焦ってしまい、結局答えが見つからずじまいという事が多いのですが、適当な答えになってしまうぐらいであれば、しっかりとした考えのもとで答えを出したほうが、相手にとっても誠意を感じられるはずです。

その為に、すぐに答えを出すのではなく、様々なケースを想定しての選択肢(引き出し)を作るようにしましょう。

選択肢(引き出し)が増える事で、様々なケースに対応できる自信が自分で持てる為、動揺することもなく、心の安定につながります

それが、冷静な人への形成に非常に重要になるのです。

方法3:周りで起こったことに対して、人ごとではなく、自分だったらと置き換えてシミュレーションをする

冷静な人というのは、急なトラブルに対して、今までの経験に当てはめて考える事ができることは特徴3でお伝えしましたが、これも普段からの訓練によって、早く習得する事ができるのです。

それが、仮に周りで急なトラブル(自分には関わりがない)が起こったときに、人ごとと思うのではなく、自分に起こったとしたらと仮定して、どう対応して行くかをシミュレーションしてみる事です。

経験に勝るものはないと言われるように、いかに様々なケースに自分の身を置くかで、急な対応を迫られた時の対応力に違いが出てくるのです。

ぜひ、自分だったらと置き換えて考えるようにしてみましょう。

 

まとめ

冷静な人は、普段からあらゆる状況を想定して物事を考えている事が挙げられます。

そして、主観的に物事を捉えるのではなく、客観的に物事を捉える事で、感情に流される事なく、判断力を養って行く事が可能になります。

冷静な人に変わっていくことは可能なことですので、今までの捉え方、考え方を一度切り替えて、上記方法を試してみてください。