神経質な性格の人というのは、自分だけの基準があって、その基準にそぐわない事があると気になってしょうがないという状態に陥ってしまいます。
他の人から見れば、「そんなところまで気にする」と思うかもしませんが、神経質な性格の人にとってはそこがこだわりの基準なのです。
神経質であることは、その人自身が決して悪いわけではなく、非常に気がつく、周りをよく見れているなど良い点もあるのですが、神経質な性格の人と聞くとどうしてもイメージとして付き合いづらいと思われがちです。
実際、自分が神経質だなと思う人も、神経質になりすぎる事に悩みを抱えていて、何かのきっかけで改善ができるのならと思っているはずです。
そこで今回は、神経質な性格に悩んでいる人に、まずは知っておくべき神経質な性格の人が持ち合わせている共通の特徴を挙げ、そこからわかる3つの改善法についてご紹介していきたいと思います。
神経質な性格の人が持ち合わせている共通の特徴とは
特徴①とにかく真面目
神経質な性格の人は、曲がった事が嫌いでとにかく真面目すぎる傾向が強いです。
特にマニュアルがあるもの、ルールがあるものに対して、その通りに行わないと納得いかないし、周りの人が少しでもマニュアルやルールを無視して行おうものなら、断じて許せないという感情が芽生えてしまいます。
その意味では、神経質な性格の人は臨機応変に行動する事が苦手とも言えます。
特徴②自分基準のこだわりが強い
神経質な性格の人は、自分なりのルールやこだわりを持っており、その基準に照らし合わせて、周りの人や物事を判断してしまうため、その基準にそぐわない事に対して、気になってしょうがなく、常に目が言ってしまうという事が挙げられます。
その基準は、周りの人には理解できない場合が多いので、周りからみると神経質な人は付き合いづらい、面倒くさいと思われてしまうのです。
人は誰しも、年代、育ってきた環境が違うため、気にする基準が違うのは当たり前ですが、神経質な性格の人は、その自分基準を相手に示して、相手に自分基準を押し付けてしまう事が多いため、周りから距離をおかれてしまうのです。
特徴③心配性である
神経質な性格の人は、非常に心配性である傾向が強く、自分で行った事に対して、間違っていなかっただろうか、失敗していないだろうかとあれこれ気になってしょうがないという事が挙げられます。
裏を返せば慎重派という事になるのですが、常に気が気でない状態が続いてしまいます。
これは自分のことだけにとどまらず、周りに対しても気になりすぎてしまい、あれこれあら探しをしてしまうといった行動が見られます。
特徴④常に周りを意識してしている
神経質な性格の人は様々な気になる視点があるため、常に周りに意識を向けている事が挙げられます。
例えば同じ仕事をしているときに自分は真面目に指示通りにやっているにもかかわらず、他の人が話しながらやっている、脱線してしまっているなどの行動がみられると、気になってしょうがない状態になり、イライラ、カリカリきてしまいます。
人によっては、他の人のその行動が気になって、指摘してしまうことさえあり、それが人間関係のトラブルに繋がってしまうこともあり得るのです。
また、自分が周りからどう見られているのだろうと不安に駆られ、余計に周りを意識してしまうことも挙げられます。
特徴⑤集中力がない
神経質な性格の人は、些細な事に対して非常に敏感で、あれこれ気になってしょうがないという状態なので、1つのことに集中できない、つまり集中力がない事が挙げられます。
周りにも色々目を向けているため、例えば自分が何か仕事をこなしている時でも「あの人のあの行動気になる~」「あんなやり方じゃダメでしょう」など、気になってしまい自分の仕事が手につかない状態になっているのです。
集中力より気にしてしまう意識の方が勝ってしまい、なかなか思うように仕事をこなせない傾向が強いです。
ではこれらの共通する特徴を知った上で、そこからわかる改善法についてご紹介して行きたいと思います。
神経質な性格からの改善法とは
改善法①考え方に柔軟性を持たせる
神経質な性格の人が自分なりの基準を持っていることは、特徴のところでお伝えしましたが、この基準はどんな人にもあることをまずは理解しましょう。
問題なのはその基準に沿わないことで、気になりすぎイライラしてしまっているので、他の人も自分に対して、気になる事があるだろうし、それを表に出してないだけなんだ、他の人は自分を受け入れてくれているのだから自分も他の人を受け入れてあげるという柔軟性を持った気持ちを持つようにしましょう。
改善法②適度に休息をとる、休日には気分転換を
心に余裕がないときほど、神経質になりすぎてしまう傾向が強いため、常に心に余裕がある状態を作ってあげるためにも、適度に休息を取り入れましょう。
神経質な性格の人ほど、視野が狭くなりがちですので、一呼吸おく事で、視野を広げ、気にしすぎる状態を休息により発散させる事ができます。
また、休日にはしっかりと気分転換をはかり、気持ちのリフレッシュを心がけましょう。
ランニングや趣味に没頭するなどが効果的です。
改善法③周りとコミュニケーションを積極的にとる
神経質になりすぎてしまうのは、ちょっとした事が気になりすぎてしまう事が要因で、その根本的なものが、周りの人に対して、自分の基準で受け入れがたいと判断してしまう事で起こるのです。
これは、普段より周りとのコミュニケーション不足からくるものでもあります。
コミュニケーションをとる事によって、お互いの気持ちに寄り添う事が可能になり、その事が相手を受け入れやすくなることにもつながります。
どうしても受け入れがたい状態が神経質を助長してしまいますので、積極的にコミュニケーションをとるようにしましょう。
まとめ
神経質な性格の人は共通の特徴を持ち合わせています。
その特徴を理解することで、改善をして行くことは可能になるのです。
神経質であることは決して悪いことではありません。
気がきく、気がつく、周りをしっかり見れる等良い点を生かしながら、ちょっと考え方を変えてみましょう。
また、心に余裕を持たせてあげることも忘れずに行動してみてください。
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