何かをするときに周りの人が自分に対してどう思っているのか、何か言われるのではないかと不安になり、いつも人の目を気にしてしまう人は意外と多いものです。
周りに対して気にかける程度であれば,そのこと自体は冷静な状況判断力があるということで、とても素晴らしいことです。
ただ、度を超えて気にしすぎてしまうと心にストレスがかかり、体調を崩すことに繋がりかねません。
また、常に人の目が気になる人には共通する心理を持っていることも特徴としてあげられます。
もし今あなたが、人の目が気になると悩んでいるのであれば、まずは、その共通する心理について理解していくことが必要です。
そこで今回は、人目が気になる人へ共通する心理をあげ、3つの克服法についてもご紹介していきたいと思います。
人の目が気になる人の心理とは
①自分に自信がない
自分に自信がないと、何をやるにしても「これでいいのかな、あれでいいのかな」と不安から抜け出せないため、それを周りがどうみているんだろうと気になってしまうという事が起きてしまうのです。
実際は、周りは何とも思っていないのに、自分で自分を追い込んでしまい、相手にこう思われているとか、相手はこう言いたいんだなど、想像の世界をどんどん広げていってしまい、その事が自信を一層無くしてしまっているのです。
②他人によく思われたい、嫌われたくない
人の目が気になる人は、自分よりも他人を大事にする傾向があり、それは、他人によく思われたい、嫌われたくないという心理が非常に強くはたらいているのです。
何をするのでも、できるだけみんなと同じ選択をするので、自己主張は心の中にとどめておき、他人の意見に常に「イエス」の行動をとる傾向が強いです。
③自分の理想像と現実とのギャップ
人の目を気にする人ほど、自分に対する理想像を高く持っている人が多く、こうあるべきだというのが頭の中に常にあります。
しかし現実は、その理想像とはかけ離れてしまっているため、そのギャップが余計に自信を失い、人の目ばかりを気にしてしまうという心理が生まれてしまうのです。
④心配性である
人の目が気になる人ほど、心配性の傾向が強く、今していることにもこれでいいのか心配でしょうがなく、まだ起こっていない未来のことにさえも心配が先立って、常に心の中に何かしらの心配事を抱えている為、周りに対して、ある種ビクビクしてしまい常に人の目を気にしてしまうという心理行動が生まれてしまうのです。
心配することが癖のようになってしまっているので、それではなかなか自分に自信をつけていくことは出来ません。
では、どのようにすることで、これらの心理を打ち破っていけるのでしょうか
ここから克服法についてご紹介していきたいと思います。
人の目が気になる人の克服法とは
①自信をつける
根本的な克服法として、まず自信をつける事、全てはここから始まります。
自信のなさが心に不安を与え、何をするにも周りを気にしてしまう行動に変えてしまっているので、まずは、自信をつけ、不安というネガティブ要因を払拭しましょう。
その自信をつけるために必要な事とは、一つのことを最後までやり遂げ、その達成感からくる成功体験をできるだけ積み重ねることです。
このやり遂げることは一見、簡単に見えるかもしれませんが、自信がない人に限って、物事を途中で諦めてしまっていたり、そもそも悩んでるだけで取り掛かりさえ出来ないということが往々にしてあるのです。
どんなことでも良いのです、必ずやり遂げ、自信の鎧をまとうことで、もう人目を気にしない自分に出会えるはずです。
②理想の自分を追い求めるのではなく、現実の自分をしっかり受け止める
人の目を気にする人ほど理想像が高いことは、心理③であげさせていただいていますが、いつまでも理想像ばかりにとらわれすぎていると、現実の自分を一向に受け入れることが出来ないばかりか、心に不安を与えすぎて、自信を持つ事さえも奪っていってしまいます。
理想像を追い求めている限り、現実の自分を冷静に見つめ直すことは出来ません。
ここで一度、現実の自分をしっかりと受け止めてみませんか。
最初は受け入れるのが怖いといった感情が湧いてくるかと思いますが、現実の自分というものを客観的に見ることで、少しずつ足りないものが見えてくるはずです。
その足りないものを補っていくことで、自信に繋がり、人目を気にしてという行動から解放されるはずです。
まずは現実の自分を受け止め、地固めをしましょう。
③他人優先よりも自分がどうしたいのかを考える
他人から嫌われたくないという心理から、どうしても他人優先で物事を考えてしまっているので、その優先軸を自分に向けてみましょう。
まず自分はどうしたいのか、それをするためにはどうしなければならないのか、行動することで自らに変化を与えていきましょう。
あくまで自分の考えをしっかり持つことが主目的で、他人を無視して自己主張をどんどんしてくださいといっているわけでありません。
自分の考えを持つということは、しっかりとした自分を持っていないと実現できないことなので、これは自信にも繋がっていくことなのです。
決して自分を持ったからといって他人から即座に嫌われるというようなことはありません。
自分がどうしたいか常に頭に置いて行動してみましょう。
まとめ
人の目を気にする事は決して悪いことではありません。
そこからもちゃんと得られるものがあり、周りを分析する力を自然と身につけているのです。
ただ問題となってくるのが、それが度を越してしまうくらい気にしすぎてしまうことなのです。
そして、人の目を気にしてしまう人には共通の心理というのも見えてきますので、もしあなたが今悩まれているようであれば、この心理に当てはめて考えてみてください。
そして、一歩ずつ克服していける方法を試してみてください。
継続は力なりです、まずは行動を起こしてみましょう。
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