自我が強い人の特徴と3つの改善法とは

あなたは、友人・知人から「自我が強いね」と言われたり、自ら「自我が強いなあ」と思ったりすることはありませんか。

プラス思考で言えば、決めたことに対し、自分の考えを持って意見を主張できる人と捉えられますが、これが度を越してしまうと周りを考えず、自分中心でしか物事を見れないわがままな人と捉えられてしまうのです。

そして、この度を越してしまう自我の強い人は、意外と本人が自我が強いことを気づいておらず、周りが自然と距離をおいてしまっている事も多いのです。

そこで今回は、自我が強い人に焦点を当て、自我が強い人ならではの共通する特徴と、原因、そして3つの改善法についてご紹介していきたいと思います。

自我が強い人の特徴とは

特徴①自分の意見を曲げない

自我が強い人は、自分をしっかり持っているため、例え周りと意見が違ったとしても、自分の意見を一切曲げない強情さがあります。

周りの意見を全く聞かないというわけではありませんが、自分が一番正しいという結論であるため、むしろ自分の意見を曲げられないでいるとも言えます。

特徴②自分中心で物事を考える

自我が強い人は、物事に対し、まず自分ありきで考える傾向が特に強く、話の中であれば自分が主導権をいかに取れるかを常に考え、行動であれば常に自分が目立つように仕向けるよう努力をします。

仮に、自分が中心になれないようなことがあると、なんの脈略もなく否定ばかりをし続けます。

特徴③相談せず行動してしまう

自我が強い人は、誰かに指図されることを嫌がり、また自分の考えていることが仮に相談をしたことで、覆されることを嫌う傾向があるため、自分の意のままに行動してしまう傾向が強いと言えます。

仲間内であれば、その行動が間違っていなければまだ「単なるわがまま」で済まされるかもしれませんが、これが職場という環境であると、下手をすると自我の強い人の行動次第で、大変な損害を被ってしまうことさえあるのです。

特徴④自分に有利に話を進める

自我が強い人は、自分の意見をとにかく通したいという思いが強いため、仮に周りの意見の方が正しいという流れになりそうになると、問題点のあら探しをし、とにかく周りの意見を打ち消し、自分の意見がやっぱり正しいんだという流れに持って行こうとします。

全ての物事の解決策は結局自分の意見に基づいているというような流れをとにかく作っていきます。

特徴⑤物や行動にこだわりが多い

自我が強い人は、普段から様々なこだわりを持っている傾向が強く、自分の持ち物や着るものについては、ブランドであったり、携帯の仕方、着こなし方など独特な感性を持っています

そのこだわりで自分を誇示しているのですが、仮に他の人が自分と同じものを持っていたり、同じブランドのものを着用したりしているとそれが気に入らなく、非常に不機嫌になり、それだけで、その人に対し嫌悪感を感じてしまうといったことが起こります。

ある意味子供っぽい感情も持ち合わせているとも言えます。

特徴⑥仕切りたくてしょうがない

自我が強い人は、とにかく中心的存在になりたい思いが強く出るため、仕切り屋さんである場合が非常に多いです。

自分が仕切るような状態を作ることで、自分主導を作っていけるという理由からきているものです。

周りが譲り合って決められないような人たちばかりであれば、自我が強い人が1人でもいると、良い意味でも悪い意味でも、物事をどんどん進めて行くことが出来ます。

以上が、自我が強い人が持ち合わせている特徴になりますが、ここからはなぜ自我が強いという状態になってしまったのでしょうか。

その原因を探っていきたいと思います。

自我を強くさせてしまっている原因とは

原因①自分に自信がない

自我が強い人ほど、表向きは自分を持ってしっかりしているように見えますが、実は、自分に自信がないことを隠すために大きな言動や行動に出ていることが多いのです。

大きく出ることで、自身のなさに鎧をかぶせることができ、大人への成長過程で、大きく出ることにより自信のなさを隠せたという経験からより自我を強くさせ、自分を守る術を得たことが大きな要因としてあげられます。

原因②否定されるのが怖い

自我を強くさせてしまっているのは、自信がないにも関わってくるのですが、自分の意見、行動を否定されるのを最も嫌がり、否定される前に何かしらの手を打たねばということで、意見、行動を貫き押し通して周りを納得させるための裏返しの言動、行動なのです。

自我が強い人ほど本当は非常に傷つきやすく、落ち込みやすいと言った面を持ち合わせているので、あえて強がった言動、行動に出てしまっているのです。

3つの改善法とは

改善法①周りの意見を受け入れる習慣をつける

自我が強い人は、自分の意見が正しいを常に正当化したいため、周りの意見を聞き入れない傾向がありますが、自己主張は大事ですが、自分の見識を広げるためという大人な考えを持って、あえて周りの意見を受け入れることをしてみましょう。

自我が強い人は、意外と内面は繊細であったりするので、周りに自分の存在を見せつけたい思いはわかりますが、本人が思っているほど周りは誰が中心だとかは考えていません

それよりもむしろ、周りの意見を集約し、1つの答えを出す役を担って行くリーダーとして行動してみてはいかがですか。

まとめ役になること、それこそが中心人物になれることに繋がります

改善法②物事を行う前に一呼吸おく

自我が強い人はどうしても自分の意のままに動いてしまう傾向があるため、周りとの調和が取れず、「わがまま」「自己中」という見方をされがちです。

そこで、今までの行動を変えるためにまずは一呼吸置いて行動してみるようにしましょう。

一呼吸おくことにより、様々な考え方、選択肢が広がり、元々行動力があるため、余裕を持つことで、より周りを納得させていくことが可能になるからです。

また、冷静さも持ち合わせられるようになり、それが正しい判断力を身につけ、自分に自信をもてるようにもなっていけるはずです。

特徴③人に頼ることを「良し」とする

今まではどうしても、周りの意見を受け入れず自分が正しいという強い信念で行動しており、人に頼るくらいであれば自分で何もかもやってしまうという考え方でしたが、人に頼れるところは頼ってみることをしてみましょう。

人に頼ることで、今まで自分の中でしか考えられなかったものの視野が広がり、それが自分の成長にもつながるはずです。

人に頼ることは決して情けないことではありません、むしろプラスにはたらく方が大きいので、ぜひ試みてみましょう。

まとめ

自我が強いと聞くとあまり良いイメージで捉えられないことが多いですが、自我が強い人ほど、リーダーシップを取れる人でもあります。

ただ、自我の強さが行き過ぎてしまうと、周りから「わがまま」「自己中」と思われ敬遠されてしまうことすらあります。

自我が強いと周りから言われたり、自身で思ってそれを気にしているのであれば、まずは行き過ぎないために特徴を理解し、自分に足りていないものを改善法を参考に取り組んでみましょう。

自我が強いことは決して悪いことではありません、気をつけたいのは行き過ぎた自我の強さなのです。