世の中には、どうしてもネガティブに考えてしまう人っていますよね。
そのネガティブさが周りにいる人を巻き込み、疲れさせてしまうということはよく言われています。
しかし、周りの人だけが疲れているのではなくネガティブな人ほど実は疲れているのです。
今回は、ネガティブな人に着目し、なぜ周りの人より疲れているのかについてご紹介させていただきます。
ネガティブな人の特徴とは

そもそもネガティブな人は生まれながらにしてネガティブという訳ではなく、幼少期に辛い経験や悲しい出来事が心の奥底に大きな傷として蓄積され、その傷が癒されることなく、トラウマになってしまい何につけてもネガティブな感情を抱いてしまうという特徴があります。
これは誰にでも当てはまることで、性格や生活環境により程度は違いますが、1度や2度ネガティブになってしまった事があるのではないかと思います。
ネガティブな人と言われてしまうのは、そのネガティブ感情から脱却できず、どんどんネガティブ感情が生み出される状態を作ってしまっているのです。
では、ここからは具体的にネガティブな人がとる特徴をあげていきたいと思います。
特徴1:自分に自信がない

これも幼少期のマイナス経験が深く影響をしており、常に「こうなったらどうしよう」という思いが先にめぐり、自信を失い、行動に移す事ができず、結局は他人に依存し、それが他人に振り回されてしまっていると思われ、ネガティブな人は疲れるといった構図が生まれるのです。
特徴2:他人と自分を比べたがる

他人と比べる事で、良い方に転んで、前向きな感情が生まれれば良いのですが、ネガティブな人ほど、他人と比べ、自分の劣っているところを探し、自己否定感を強める傾向があります。
ネガティブ感情が強い人は、自分に良いところがあっても、視野が狭くなっている為、それに気づかず、悪いところしか目につかないのです。
特徴3:常に人の目を気にする

ネガティブな人ほど、人の目を気にしてしまい、「どう思われているのか」「どうみられてるのか」が気になってしょうがないと言う傾向があります。
どうしても悲観的発想になってしまう為、些細なことでも落ち込みやすく、常に批判されていると捉えてしまいがちです。
これだけ聞くとネガティブな人といると疲れるのは当然と思われるかもしれませんが、実はネガティブな人ほど疲れていることについてお話しさせていただきます。
なぜ周りよりも疲れているのか

ネガティブな人は、基本的に悲観的に物事を考えてしまいますので、まず、行動より考えるということをとことんします。
考えに考えて、一応自分の中で、結論は出ていても自分に自信がないために、相手に伝えることも出来ず、他人に依存するという行動をします。
今までの経験からあらゆることを想定して考える訳ですから、その労力は大変なものです。
特に脳はすべての伝達源ですので、思考をしすぎることで脳も非常に疲れている状態です。
また、その考えが表に(口に)出せないため、自分の中でとどめておくことでの心への精神的ストレスは相当なものです。
そのストレスが、体に変調をきたし、余計ネガティブな状態へと進んでしまいますので、精神的、肉体的疲労は凄まじいものです。
その改善策とは

以上のように、ネガティブな人は周りを疲れさせるだけではなく、ネガティブな人こそ疲れ切っているということをお伝えしてきました。
では、その疲れを改善する方法についてお伝えして行きたいと思います。
改善策1:毎日自分に対して、1つ自己肯定感を持つ

ネガティブ感情を持っていると、周りのネガティブ感情も引き寄せてしまう傾向があるため、まずは1日1つでいいですので、自分に対して、自分を肯定する=褒めてあげることを実践しましょう。
いきなり意識改革をすることは難しいので、1つずつ、自己肯定感を積み上げていき、それが自信となり、ネガティブ感情を少しずつ取り除いていくことに繋がります。
改善策2:思っていること、考えていることを表に(口に)出す

次に、ネガティブ感情を取り払うためには、心の健康が一番です。
ネガティブ感情が強い時は、視野が狭く、冷静に判断がつかない傾向があります。
まずは、心の中に蓄積されているネガティブ感情を一度吐き出し、スッキリしましょう。
そのために、しっかりと相談できる相手を見つけましょう。
相談相手としては友人、家族、カウンセラー等が挙げられるかと思います。
改善策3:他人と自分を比べない

ネガティブな人はどうしても周りの動向が気になってしまう傾向があります。
いくら比べても自分は自分でしかないし、他人は他人でしかありません。
年齢や育った環境も違うわけで、割り切るという強い気持ちを持つようにして見てください。
まとめ

今回は、ネガティブな人の周りが疲れているだけではなく、実はネガティブな人ほど疲れている事についてお伝えさせていただきました。
ネガティブから抜け出せないでいると体調さえも崩してしまう事もあります。
ネガティブになってしまう特徴を掴みいち早く改善をはかっていきましょう。
是非、上記改善法を参考にしてみてください。
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