部下にやる気が起きないのは上司にあるって知ってますか

「いまどきの若者は・・・」という言葉はいつの時代になっても聞こえてくる名フレーズです。

社会人となりこのフレーズを聞かされてきたことがない人はいないぐらいではないでしょか?

会社での1つの問題として「部下にやる気がない」という話をよく聞きます。

やる気を上げさせるためのコーチングの本なども多数出ています。

しかし、やる気を出させる前に、なぜ部下にやる気が起きないのかについて知っておく必要があります。

そしてその原因は上司であるあなたにあるかもしれないのです。

今回は、部下がやる気が起きない原因に着目し、ご紹介していきたいと思います。

 

部下がやる気が起きない原因

その1:ゴールを共有できていない

部下にやる気がないとは言えども、入社時からやる気がないというような事はないはずです。

もしそのような人材であれば、初めから採用はしていないからです。

新入社員として入社後、会社にも慣れ、その中である出来事がきっかけで、やる気を失うといった事が考えられます。

その1つ目として、仕事をする上で、誰しも達成感を味わいたいと考えていますが、ある程度まで部下に任せ、最後のゴールは上司であるあなたが仕上げてしまっていることはありませんでしょうか。

確かに、仕事上で、最後は上司であるあなたが行わなければ成立しない仕事もあるでしょう。

ここでお伝えしたいのは、ゴールまでの過程を部下にもしっかりと共有し、一緒にゴールを見せて上げられているかということなのです。

ここでよくある話として、部下が「一生懸命やっても最後は上司だけ良い思いをするだけだ」という思いに駆られて、それならば一生懸命になる必要もないという意識がやる気を失わせているのです。

その原因を上司であるあなたが作ってしまっているかもしれません。

部下に自分が関わった仕事のゴールを見させることで、次へのモチベーションを高めることにも繋がり、結果としてやる気が起きないを回避できるようになります。

その2:信頼関係がない

次に、知らず知らずのうちに部下のやる気を失わせてしまう原因が、ある程度重要だと思われる仕事について任せてもらえす、自分を必要としてもらえていないと感じ信頼関係を失ってしまう事が考えられます。

これも仕事内容により違いはありますが、新入社員でない限り仕事の重要度は判断がつく状態ですので、一向に新しい仕事が任せてもらえない状態では、自分は信頼されていない=自分も上司を信頼しない、ここで部下は信頼関係がないと思い込んでしまい結果としてやる気をなくしてしまうのです。

どんな人でも最初から完璧にこなせる人などいません。

上司であるあなたも新人の頃は色々失敗してきたこともあるかと思います。

その失敗があったからこそ、今の自分があるのではないでしょうか。

ぜひ、育てる意味も含めて、重要度の高い仕事を任せていきましょう。

その3:評価されない

そして、部下がやる気を起こせない理由として最も多いのがこの評価をされないという事です。

どういうことかというと、部下は一生懸命その仕事をやり遂げたとしても、その後のフォロー、つまり褒める等を上司がしてあげないことで、部下が拗ねてしまい評価もされないなら、ばかばかしいと思って仕事に対する意欲がわかないという状況を作り出してしまうのです。

あくまで評価されたいが為に仕事をしているわけではありませんが、部下に限らず誰しも人は自己肯定をしてもらいたく、自分という存在を認めてもらいたいのです。

仕事に対する成果を褒めて上げ、出来るだけコミュニケーションをとるようにしましょう。

そうすることで、自分は気にかけてもらえているという感情が芽生えモチベーションをあげることに繋がります。

 

まとめ

部下がやる気がないとよく耳にしますが、必ずしも部下だけに責任があるのではなく、上司の側にも原因があるかもしれないのです。

まずは、その原因がどこにあるのかを突き止め、部下のやる気をあげるために上記原因を参考にあなたの会社に当てはめてみてください。