仕事の要領が悪い人にある共通の特徴と改善のための3つの方法

あなたは普段、要領よく仕事をこなせていますか。

周りと同じように仕事をしているのにどうもうまくいかなかったり、周りよりも時間がかかりすぎてしまっていたり・・・

このように自分だけ仕事の要領が悪いんじゃないかと思っている人は意外と多いものです。

ただ、要領が悪いと思っている人のほとんどが、なぜそうなってしまっているのかをわからず、淡々と仕事をしているのも事実です。

逆に言えば、要領の悪い人が行ってしまっている特徴と原因をつかむことで、改善していくことは可能になるのです。

そこで今回は、何かと仕事の要領が悪くて悩んでいるあなたに、要領が悪い人が持ち合わせている共通の特徴と、そこから見出される改善のための3つの方法についてご紹介していきたいと思います。

 

仕事の要領が悪い人にある共通の特徴とは

特徴①全体が把握できていない

仕事の要領が悪い人ほど、全体把握ができていないため、自分が今どのくらいの仕事量があって、どのようにこなしていく事で、いつまでに終わりそうかといった目処も立てず仕事をこなしている事が多いため、時間ばかりが掛かって、終わらない、つまり要領の悪い人に繋がってしまっているのです。

最終的なゴールが見えていないため、ダラダラと行ってしまう傾向が強いと言えます。

特徴②優先順位が判断できない

仕事の要領が悪い人は、全体把握ができていないのと同時に何を優先していくべきかを考えず、目の前にあるものから手をつけてしまう事が挙げられます。

これには、締め切り、期限というものを自分で設定する事ができないため、優先順位を判断するという行動までたどり着けずにいるため、要領よくこなせないという事が起こるにです。

特徴③人を頼れない

仕事の要領が悪い人は、得てして人が良すぎるといったことも挙げられ、自分が与えられた仕事を周りの人にお願いすることの罪悪感、または周りに嫌われたくないという感情から周りを頼るという事ができなくなってしまっているのです。

これも完全に自分の思い込みの部分が大きく、もし頼んだら断られるんじゃないかとか、周りの人も仕事があるから、自分の仕事をお願いすることなどできない、迷惑がかかるなど、どんどん頭の中で想像が膨らみ、最終的には自分でやるしかないということに落ち着いてしまうのです。

特徴④常に完璧を求めてしまう

仕事の要領が悪い人ほど、非常に真面目で完璧主義である事が挙げられます。

目の前にある仕事について、1つ1つ丁寧にこなしてはいくものの、途中で、何か間違いがあると最初まで戻ってやり直してしまうとか、常に100%正解の状態で仕事をこなしていかないと気が済まないといった心理状態で、完璧を求めすぎてしまうがために、なかなか進まない、うまくいかない、つまり要領が悪いということになってしまっているのです。

柔軟性に欠けるということも挙げられ、途中にイレギュラーな事が入ってしまうと、完璧主義が乱され、どうしていけば良いかパニックにになってしまいやすいことも挙げられます。

特徴⑤気を取られる環境

要領が悪い人ほど、身の回りが乱雑になってあれこれ気を取られる環境に身をおいているといった事が挙げられます。

自分が普段仕事をする机の周りに、仕事とは関係ないものや今取り掛かっている仕事以外の別の仕事の資料がおいてあったりと、常に集中できず、周りを見渡すとあれこれ気になってしまうような状態になっている事が非常に多いです。

特徴⑥断れない

要領の悪い人ほど、人の頼みに断れないといった事が挙げられ、仕事を抱え込んでしまうといった事が多いです。

これもあなたの人の良さからくるものなのですが、仕事においては断れない事は決してその職場の生産性にプラスになることではありません。

仮に、断れないがために仕事を抱え込んでしまうと、そこで全体の仕事の流れを止めてしまうといったことも起こり得ますので、仕事上では断らないこと=良いこととは必ずしも言えません。

断れない人にある共通の特徴と今日からできる3つの改善法

2020年4月8日

ではここからは、要領が悪くなってしまった原因について考えてみたいと思います。

 

要領を悪くさせてしまっている原因

原因①責任感が強すぎる

仕事の要領が悪い人は、非常に責任感が強く、一度自分が与えられた仕事であるから、しっかりと取り組むため、優先度が高い低い関係なく、同じ熱量でこなしてしまい、時間をかけすぎてしまったり、求められている以上のことをしてしまうため、周りから要領が悪いと思われてしまうのです。

責任感が強いことは、非常に素晴らしいここではありますが、それが時として会社の業務を送らせてしまうこともあるのです。

原因②周りが見えていない

仕事の要領が悪い人は、全体把握ができていないということは特徴①のところでお伝えしましたが、仕事内容についての全体把握ができないのと同様に周りが見えていないことで、仕事内容を円滑に進めるための協力関係を築けないでいるのです。

周りが見えていないと職場全体の仕事の流れもわからず、中にはあなた待ちといった事が起こり得るのです。

原因③こだわりが強い

仕事の要領が悪い人ほど、こだわりが強く、自分なりの仕事への向き合い方、取り組み方があり、この仕事は今までこうしていたから同じような取り組み方じゃないとできないといったように、柔軟性を持ってできないため、周りも助けるにも助けられず、また自分のこだわりによりそれが時短につながれば良いのですが、ほとんどの場合、時間がかかりすぎな状況になってしまっているのです。

以上が仕事の要領が悪い人にある特徴とその原因ですが、これらを踏まえて、改善法についてお伝えしていきたいとお思います。

 

仕事の要領が悪い人への改善法とは

改善法①視野を広く持ち、人に頼ることは悪ではないという意識を持つ

仕事の要領が悪い人は、どうしても周りに目がいかず、視野が狭い中で仕事をしてしまいがちです。

また、人に頼るという事が、罪悪感や抵抗感からなかなかできない状態ですが、そもそもの考え方を変える必要があります。

人に頼ることは、決して悪いことではないという意識付けをまずしましょう。

あなた自身も周りの人から頼まれることもあるはずです。

周りの人も、申し訳ないなという気持ちは持ってはいますが、それが職場の生産性につながることであれば、悪ではなくむしろ善なのです。

勇気を振り絞って、一度周りの人にお願いしてみましょう。

意外とあなたが考えていたほど、相手は何の抵抗間もなく引き受けてくれるはずです。

取り越し苦労だったと思うことでしょう。

改善法②全体像を把握と優先順位のリスト化

仕事の要領が悪い人から抜け出していくためには、何と言っても仕事の全体を把握出来なければ、何も改善されません。

まずは自分の今ある仕事の全体像をしっかり把握し、それをリスト化していきましょう。

そして同時に優先順位についても全体像をリスト化したものの中に埋め込んでいきましょう。

そうすることで、何をいつまでにどうしなければいけないかが見えてきますので、あとはそのリストを見ながら仕事を1つずつこなしていけば良いのです。

また、仕事上どうしてもイレギュラーなことは起こり得ます。

ただし、このリストがあれば、そのイレギュラーなことについても対応でき、要領が良い人の仕事のこなし方になっていけるはずです。

改善法③常に100%を目指すのではなく、80%でも良いという意識改革

1つ1つ丁寧に仕事をこなしていくことは非常に大事です。

ただ、常に100%を求めて仕事をこなしていくと、仕事内容に変更が出た場合に対応ができなくなってしまいます。

要領の良い人ほど、80%で良いという気持ちで仕事をこなし、修正の必要性が出た時に修正していけば良いという心構えでいるため、仕事を早く仕上げられるのです。

初めから完璧を求めるのではなく、80%くらいの出来でOK、最終的に100%に持っていくという柔軟な考え方にシフトしていきましょう。

 

まとめ

仕事の要領が悪いのには共通の特徴があり、要領が悪い人ほどその特徴をわかっていないため、なかなか脱出できないでいる事が多いのです。

その要領の悪い人にある特徴を知り、また原因となるものについても自分に落とし込む事で、何が足りないのかが見えてくるはずです。

そこから自分に足りないものを補っていく事で、要領の良い人に変わっていく事が可能となるのです。

もし今、仕事に対する要領の悪さで悩まれているのであれば、ぜひ改善法を試してみてください。