ダメな上司と仕事をしなきゃいけない、そんな時の対処法はこの3つ

新しく配属された先や、今までの職場で、上司が原因で仕事がうまく進まないとか、モチベーションを下げられる様なことはありませんか。

仕事ですから、あなたがその会社の責任者でない限り、当然上司がいるはずです。

しかし、その上司が有能な人であればまだしも、部下からダメ出しされる人では、会社全体の生産性も上がりません。

今回は、そんなダメ上司と一緒に仕事をしていかなきゃならないあなたに、対処法をお伝えしていこうと思います。

 

ダメ上司とはどんな人なのか

日本の社会が少子高齢化や早期退職制度などで、働き手が減ってしまっており、昔のように就職したら一生その会社で働き続けるといった考え方ではなくなってきている為、いわゆるベテランと言われる人たちがおらず、有能な人ほど、独立してしまうなどの傾向もあり、会社としては社歴等を鑑み、資質抜きに上に立たせてしまう事で、このようなダメ上司と言われる人が出てくるのです。

 

ダメ上司の特徴とは

特徴1:部下への指示・教育ができない

たたき上げで、自らの実績を持って上司のポストについたというわけではないので、あらゆる問題解決に対し、経験値が少ない為、適切な指示が出来ず、解決策を見出せないのは部下のせいだと責めるといった傾向があります。

また、教育の面でも、今まで育ててきた実績に乏しい為、何をどうすれば良いかわからず、まとめられないといった事がよく見受けられます。

特徴2:部下の手柄を自分のものにする

ダメ上司といわれる人の典型的なケースなのですが、部下が一生懸命努力したものを、立場のあり方を履き違えてさも自分が指示をして、成し得たものであると半ば強引に自分の手柄にしてしまうといったことです。

ダメ上司といわれる人も上司だからと言って何もしなくて良いというわけではなく、当然その上の上層部がいるわけで、保身の為に、部下の手柄を自分の手柄にしてしまうのです。

そこには、部下の手柄を取り上げたという罪悪感や、部下に対して申し訳ないという感情は一切ないのです。

自分さえ良ければいい、という部下からしてみればなんとも許しがたい感情が先行しているのです。

特徴3:上層部へのゴマすりだけはずば抜けている

ダメ上司といわれる人ほど、部下には高圧的に上層部へは履き違えた立場を利用してのゴマすりがずば抜けている傾向があります。

よくテレビでもダメ上司として、上層部に顔を合わせたときはペコペコして、普段は部下に嫌われているといった映像をほとんどの人が見た事があるかと思いますが、あの映像そのものを自でいくのです。

(余談ですが、実際、ダメ上司といわれる人がテレビで紹介されるダメ上司を見ても自分の事とは思っていない事が多いので厄介なのですが・・・)

これも自分への保身が大事であるという考えからこのような行動が生まれるのです。

特徴4:感情的になりやすい

これもダメ上司といわれる人に多いのですが、普段より人望もない為、何かにつけて感情的になりやすく、部下を牛耳りたいという心理から、感情が先に立ってしまうという傾向があります。

これも立場の履き違えで、上司だからちょっとした事で怒鳴ってみたり、延々とお説教をしたりと、これも上司になる前の経験のなさと不安な心理状態も相まって、結局高圧的になってしまっているのです。

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ダメ上司への対処法とは

対処法1:部下だけで仕事を遂行する

ダメな上司に振り回されていると、部下の人たち自体の仕事に影響を及ぼしモチベーションの低下にもつながりかねず、それぞれの成長にとって損失です。

まずは、自分たちに課せられた仕事について自分たちで遂行することに重きをおきましょう。

これは決して、上司を無視して勝手に仕事を遂行しましょうと言っているわけではありません。

ダメな上司と思っていると意外とその上司の仕草、行動を気にしてしまい、それが元で、仕事に集中できないと言った事が良くある事です。

気にしていても残念ながらその上司は気がつかず、変わっていくことは難しいといえるでしょう。

それであれば、部下の人たちの気持ちを1つにして、目的に向かって仕事に取り組んでみましょう。

同じ方向性を持った人たちがいることで、生産性も上がって行き、何より自分たちで試行錯誤することによって確実に将来へのスキルアップに繋がります。

対処法2:おだてながら報連相をする

ダメな上司といっても一緒に仕事をしている以上は、部下として報連相の義務があります。

また先ほどお伝えした部下の人たちで仕事を遂行していると当然、上司も気になり、余計高圧的な態度に出てこられることも考えられます。

そこで、あくまで部下主導で、ダメな上司を動かしてみませんか。

部下があくまで上司を育ててあげるという意識を持って、上司をおだててあげることをしてみましょう。

上司は、指示、教育ができない状態にあるので、事あるごとに高圧的に上から物事を言う事で、自分の立場を守っているのです。

それを見越してこちらが上司を動かし、上司に意見を求めるのではなく、そのまま報告を聞いていれば完結するという形で報連相を行なっていってみましょう。

上司もいつの間にか自分が上司として認められているという意識に変わり、報連相だけしてくれれば自分も楽だしという形になっていく為、全体にとってもプラスに働くはずです。

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対処法3:上層部へ自分たちの仕事の遂行状況を報告する

ダメな上司といわれる人は、部下の手柄を自分の手柄にしてしまうという特徴があることをお伝えしてきました。

部下の努力が評価されないということは絶対にあってはいけないことなのです。

そこで、上層部の人に自分たちが今こんな仕事に取り掛かっていて、いつまでに終えられるということを報告しましょう。

そのようにすることで、上層部もあなたがしっかりと仕事に対する意識を持ち、会社のために努力してくれいているという事を理解してくれ、例えばダメな上司が、都合の良いように上層部に報告しても、あなたの頑張りがあるからだという事で、ダメな上司の株があがるような事はありません。

みてくれている人はちゃんとみてくれているという状況を作る事が大事です。

 

まとめ

仕事をしていく上で、いわゆるダメな上司と一緒になることはあるかと思います。

ただ、ダメ上司だからで片付けてしまっては、あなた自身の成長にとって勿体無いことです。

ダメな上司ならあなた自身がその上司を動かしてみましょう。

この経験はあなたがこれからの人生を送る上で、貴重な経験となっていくものです。

経験ほど人生において糧になるものはありません。

もし今、ダメな上司に悩んでいるのならば、対処法を参考にしてみてください。