職場や友人関係で何か大事な事があるとさっと人の影に隠れ責任を免れようとしたり、知らん振りをする人っていますよね。
特に職場において、この責任感がない人がいると、組織自体がうまく回らず、それがもとで個々の成長にも影響を及ぼしかねません。
責任感がない人だからしょうがないと諦めてしまうと、自分自身もモチベーションが下がり、しまいには自分自身も責任感のない人になっていってしまいます。
ただこの責任感がない人というのは、共通の特徴を持っており、それを知る事で対処していくことは可能になるのです。
そこで今回は、責任感がない人に悩まされている人に焦点を当て、責任感がない人が持っている共通の特徴となぜそうなってしまうのか、その原因をあげ、3つの対処法についてご紹介していきたいと思います。
責任感がない人が持っている共通の特徴とは
特徴①面倒なことは避けたい
責任感がない人ほど、嫌なことはやりたくない、できるだけ楽したいと面倒なことをめっぽう嫌う傾向が強いです。
新入社員ならまだしも、何年かその職場にいることで、業務自体は把握出来、息抜き出来る術を身につけてしまっているため、まず楽をする方法を考えてしまうことで、自然と責任を持つという意識から避けていってしまって、いまに到っているという状況です。
特徴②言い訳がつくように指示通りにしか行動しない
責任感のない人は、自分への責任追求がされない方法というのを常に考えており、その1つが指示通りに行動することなのです。
指示通りに行動したことで、もし間違いがあったとしても、それは自分の考えてやったことではなく、あくまで指示のもと行ったことであると言い訳がつくよう逃げ道を作っているのです。
逆にいうと、自分で考えて行動するようなことに対しては、一切受けないといった強い意志を持っています。
これも最終的な責任問題になった時の回避のためのものです。
特徴③後回しが習慣化している
責任感がない人は、職場での自分の仕事の重要度についてあまり深く考えておらず、簡単なことであれば、取り掛かりますが、ちょっと考えたり、時間がかかりそうと自分の中で判断が下ると、面倒臭いから後回しにしようという感情が湧いてきてそれが習慣化してしまっている事があげられます。
その後回しにしたものを順を追ってこなしていければまだ良いのですが、後回しにしたものをそのままにしてしまっているケースが多く、周りに指摘されそこで初めて取り掛かろうとしてしまいその事が周りに迷惑をかけていることに気がついていないことさえあります。
特徴④自分に自信がないため、自分を出さない
基本的に指示待ちであり、その指示に基づいてしか行動しようとしません。
そこには、自分に自信がないために、失敗をしないように指示を求めて行動し、自分を押し付けて流される行動をとるのです。
特徴⑤気分で言動が変わる
責任感がない人ほど、その時の気分で言動がコロコロ変わるといった傾向が強いです。
そこにはやはり自分の言動に責任を持っていないため、思いつきで行動してしまうようなことが挙げられます。
周りからしてみれば、さっき言ってたことといま言ってる事が全く違うんだけどと振り回されて困惑してしまうばかりです。
特徴⑥考えて行動するのが苦手
責任感がない人は、基本的に物事をしっかり自分の中に落とし込んで考えるのが苦手であり、表面上で判断し行動してしまう傾向が強いと言えます。
表面上で判断してしまうのは、自分の意思で動いてしまうと、そこで万が一責任の所在について問われることを避けるためであると考えられます。
全てにおいて、考えずに行動するというわけではなく、自分の趣味や興味を引くものについては、探究心があるので、周りからすると付き合いづらいと言った事が言えます。
以上が、責任感のない人が持つ共通の特徴になります。
ではここからは、そもそも責任感を持てなくなっている原因についてお伝えしていきたいと思います。
責任感を持てなくなってしまった原因とは
原因①過去のミスによるトラウマ
責任感が持てなくなってしまっている原因として、過去に何かしらのミスで、責任追及をされ、引きずってしまうほどの辛い思いをしてしまい、それがトラウマになって、何事においても責任問題が発生してしまいそうなことから避けて通ってしまっている事が考えられます。
実際は何も起こっていない状況でも、もしまたその時と同じ状況になったらどうしよう、その時の事がフラッシュバックのように蘇ってしまい、敏感になりすぎて、抜け出せない状態から責任感を持たないという結論を自分に出してしまっているのです。
原因②幼少期から嫌なことや苦手なことを避けて生きてきた
責任感を持てない原因として、幼少期から、嫌なことや苦手な事があった時に、それを避ける行動を取ってきて、それがたまたまうまく切り抜けてこれたという経験が今にも到っており、今更責任感と言われても、責任を持つような経験をしていないため、出来ないといった事が考えられます。
また、幼少期から親等に守られすぎていて、責任を持つような場面に遭遇してこなかったということも同時に考えられます。
今までの環境を変えたくない思いが、責任を持つことを自然に避けさせているのです。
ここまでが、責任感のない人の特徴と原因になります。
それでは、責任感のない人への対処についてどのような方法が効果的なのかについてお伝えしていきます。
3つの対象法とは
対処法①過度な期待をかけないと割り切る
責任感がない人への対処法としては、周りの方が考え方を大人にして、過度な期待をかけないように割り切る気持ちが大事です。
知らず知らずのうちに、期待をかけてしまっていることで、その期待に答えてくれないことに対して苛立ちを覚えたり、振り回させてしまっているのです。
当然、職場内であれば、何かしらみんなが関わって仕事が成し遂げられるのですが、責任感がない人に期待をかけない、つまり重要な仕事を与えないようにしていくことで、車内での仕事の連携は保てるはずですし、責任感がない人自身も仕事がしづらい状態になれば、改心するかやめていくかということになるはずです。
つい期待してしまう心情を解放していきましょう。
対処法②職場内での信頼関係を築いておく
対処法①にも関わることですが、期待をかけすぎることで、気になってしまったり、重要な仕事を振ることで職場内の連携が取れなくなってしまっているので、その状況を回避する策を先手を打っておく必要があります。
そのためには、職場内の信頼関係をとにかく築くことを心がけましょう。
責任感のない人で仕事が滞っているような状態があった場合に、周りの人たちとの信頼関係があれば、周りの人たちが協力してその責任感がない人のカバーをしてくれ、それが連携を深めるはずです。
職場内の信頼関係が築けることで、責任感のない人も自然とその流れに引っ張られて、仕事に対する意識を変えていくことにつながることも期待できます。
対処法③責任感のない人の話を真に受けない
責任感のない人は、気分によって言動がコロコロ変わってしまうため、周りが振り回されてしまうと言った事が多々あります。
責任感がない人は自分に自信がなかったり、責任を持つことに対して抵抗がある人であるということをしっかり理解し、話自体を間に受けることをやめてみましょう。
これは、無視をしろと言っているわけではなく、ある意味受け流すぐらいのスタンスでいることで、気持ちも楽になり、また言ってるなぐらいで受け止められれば、振り回されるようなこともなくなるはずです。
まとめ
責任感がない人には、共通の特徴があり、またそうさせてしまっている原因は根が深いものがあります。
まずは、その特徴、原因を理解することで、対処は可能になっていきます。
気を揉みすぎず、心に余裕を持ちながら対処していきましょう。
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