職場において「なんとなくあの人合わないな~」「苦手だな~」という人が少なからずいるかと思います。
そのまま我慢できれば良いのですが、その事がストレスとなって、体調面に影響を及ぼすことさえあります。
職場の人間関係は、仕事をして行く上で、避ける事ができない問題です。
そこでまず、苦手な人への対応法を考える上で、何が合わないと思わせるのか、何が苦手と思わせるのかの原因を知ることが最優先になります。
その原因を知った上で、対策を取れば、ストレスを抱えることなく仕事に打ち込める職場になっていくはずです。
今回は苦手な人と感じてしまう原因を紹介し、対応策についてもお伝えしていきます。
苦手と感じる原因
その1:性格や立ち居振舞い
これは、かなり根が深いものになってしまいますが、苦手と感じる人の性格であったり、普段の立ち居振舞いに対して、嫌な感情を抱き、心の中に苦手意識を植え付けてしまっていることが挙げられます。
言い換えると、存在自体が嫌だということです。
そのような状態だと、意識していないようでも常にその苦手な人が自分の視界に入ってきて、それがストレスとなって仕事に影響を及ぼしてしまいます。
その2:今までの人生で、苦手だなと思った人と似ている
人は、今までの失敗や嫌な経験に対して、同じ目に合わないように頭と心が学習し、排除する性質を持っています。
人それぞれ、今までに色々な人生経験をしてきたと思います。
その中で、苦手と思える人にも当然出くわし、頭と心の中で、こういうタイプの人は苦手だから、避けるべきという指示が勝手に降りてきて、思い込みで、苦手、嫌いという感情が芽生えてしまいます。
実際、初対面でも、過去に嫌な思いをしたときの人に容姿や仕草が似ていると思った瞬間、頭と心が指示を出し、壁を作ってしまうことは良くあることです。
その3:感性が違う
人は、相手と共感点が多い人ほど、親密になりやすいものです。
共感できる点が多いから惹かれるのであって、その共感できるものさしが違うと、最初は「考え方が合わないな」ぐらいでおさまるのですが、その状態が続くことで、「あの人はなんなんだ」という感情になり、苦手感情が湧き上がり、感性が違い、嫌いという状況が生まれるのです。
以上の原因を踏まえた上で、対応策を考えていきたいと思います。
対応策
その1:苦手だと思っている人との距離を置く
苦手だと思えば思うほど、逆に気になってしまうののです。
また、話しかけられたりすると余計イライラが募ってしまうので、一次的なものではなく、習慣化できるよう距離をおいて、気にならない癖をつけていきましょう。
ついつい人の良さで、自分から話をしてみるとか、相手を理解しよう頑張ってしまうかもしれませんが、頭と心に「苦手、嫌い」がインプットされているため、そう簡単には相手を理解することはできません。
また、気を使いすぎることでストレスがたまり、結局こちらがこれだけしているのに、相手はわかってくれないという感情が募り、逆効果になるだけです。
「とにかく距離を置く、気にしなくなることを習慣化する」のが一番です。
ちなみにここで言う「距離を置く」とは、無視をすると言うことではありません。
仕事ですから、何かで絡むケースは当然あると思います。
必要以上に近づかないと言うことです。
その2:感性が合う人との時間を多く持つ
出来るだけ、苦手な人のことを気にしない時間を持つことが大事ですので、その為には、感性が合う(波長があう)人との時間を多く持つことをおすすめします。
感性が合う人と話していると、気持ちもポジティブになれるし、何より楽しいと思える時間を過ごすことで、苦手な人への意識が薄らぐからです。
どうしても考えすぎてしまうことで、苦手意識が増長してしまいます。
感性が合う人と多くの時間を取り、それが生産性をあげることにも繋がります。
まとめ
どんな人でも苦手な人はいます。
特に職場では、避けられない状況だと思いますので、まずは自分が苦手だと思う原因を考え、しっかりと理解することで、対応をしやすくなります。
あまり深く考えすぎず、上記対応策をまずは実行してみてください。
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