なぜ疎外感を受けてしまいやすいのか、その原因と解消法とは

職場や友人関係で、何となく周りとの温度差の違いを感じたり、自分だけが取り残されたと感じた時、人は疎外感を非常に強く感じます。

これがひとときのことであればまだしも、ずっと状況が変わらないような事があると、コミュニケーション自体を取るのが苦痛になり、ふさぎこんでしまうということさえあります。

また、世の中には、この疎外感を感じてしまいやすい人もいれば、疎外感とは無縁の人がいることも事実です。

では、疎外感を感じてしまいやすい人が、あらかじめ、疎外感を感じやすい原因を知り、解消法さえ知っていれば、気持ちがもっと楽になっていきますよね。

今回は、疎外感の原因について紐解き、どうしていくのが良いのかという解消法について、ご紹介させていただきます。

疎外感の原因とは

原因1:人からの評価されたい気持ちと注目してもらいたい気持ちが強すぎる

疎外感を感じてしまいやすい人は、その場での自分の存在感、評価に非常に敏感です。

自分がよくみられたい気持ちは人一倍強く、また自分を気にかけていてもらいたい気持ちも非常に強いです。

しかし、実際その場でしていることとしては、積極的に輪に入っているわけでもなく、注目を集められるよう話の中心にいるわけでもありません。

どちらかというと受け身姿勢が強い為、自分で思い描いている事(積極的に輪に入る、話の中心にいる)と現実に起こっている事(受け身で、周りにいるだけ)とのギャップで自分の中に強い疎外感を感じてしまっているのです。

原因2:過去のネガティブな経験からくる自己肯定感の低さ

疎外感を感じてしまいやすい人は、根底がネガティブな為、「どうせ私は~」という気持ちが先行し、自己肯定感をどんどん下げていってしまうのです。

このネガティブな原因を作ってしまっているのが、幼少期に経験したつらい思い出、出来事、これが心の中にずっとすみついて、トラウマとなり、一歩前に進めず、ネガティブ感情を作り出してしまうのです。

また、トラウマから、警戒心というものが強く育ってしまい、一歩引いて物事をみてしまう癖がついている為、輪に入れない状況を自らが作り出してしまうのです。

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2020年1月28日

原因3:そもそもその場所、集まり自体があなたに合わない

今までは、疎外感を感じてしまいやすい人側に原因がある場合についてでしたが、それとは真逆で、そもそもそこの場所であるとか、集まり自体が疎外感を感じてしいやすい人の波長と合わない為、結果として疎外感を自らが感じてしまうケースです。

本来どんな人とでも仲良くできれば良いのですが、人間は感情の生き物なので、人それぞれ波長があり、その波長どおしが惹きつけられることにより、輪が生まれます。

何となく相手に合わせるだけになってしまい、その場所、その集まりにいる事が苦痛と感じているようであれば、その場所、集まりはあなたに合わないと心からのサインで教えてもらっているのです。

ただ、ここで注意しなければならないのは、波長が合わないのと、受け身で何もせずにその場にいて、疎外感を感じてしまうこととは別の話であるという事です。

波長が合わないとは、その場、その集まりで、話をしたりはするが、それでも居づらいと感じてしまう事です。

では、どのようにすれば、疎外感を感じにくくしていけるかという事ですが、

 

解消法とは

解消法1:理想の自分を追いかけ過ぎず、普段着の自分を受け入れる

人一倍、相手によく思われたく、また、気にかけてもらいたい気持ちが強いので、常に輪の中心にいて積極的に話していたいという自分の理想ばかりを追い求め過ぎない事です。

頭の中での考えと行動が伴わない為、その温度差によって疎外感を強く感じてしまっているので、まずは、理想を追い求めるのではなく、身の丈にあった普段着の自分というものを受け入れ、そこから出来ることを1つずつこなしていきましょう。

その為には、自分の現状を知り、受け身であるのであれば、積極的に話しかけてみるとか、話の中に入るのを遠慮していたなら、とりあえず話の中に入って聞き役になってみる等、自らの行動を変えていく事です。

その1つずつの積み重ねが、理想の自分への近道に繋がっていくのです。

解消法2:自己肯定感を持つこと

幼少期のネガティブな経験が、自己肯定感を低くしてしまう癖がついてしまっていて、常に否定的に物事を捉えてしまっています。

まずは、自分自身に対して、認めてあげ、「どうせ私は~」発想は捨てましょう

自分をもっと好きになってあげてください。

また、物事の捉え方、考え方を少しづつポジティブに変換していくことを心がけましょう。

そうすることによって行動自体も変わってきます。

解消法3:波長が合わない人はどこにでもいると認識する

「あ~この場は居づらいな」「この集まりは苦痛だな」はそもそもの波長が合いません。

波長が合う合わないはどこにでもあることです。

それを自分が悪いのではないかと攻め立てるのではなく、波長が合わない集まりだなと割り切って、その場、集まりから離れても問題ない状況であれば、その場、集まりから離れましょう。

 

まとめ

もし今あなたが疎外感について悩んでいるようであれば、上記原因に当てはめてみて、自分が今どのような状況にあるかをしっかり把握し、解消法を参考に試みてください。

まずは、行動することから始めましょう。