「自己嫌悪。」この言葉を聞いてあなたも心当たりがあるのではないでしょうか。
知人、友人、職場の人に対して「あの時なんであんなことを言ってしまったんだろう」、「あんなことをしてしまったんだろう」「自分は本当、嫌な人間だ」と自分で自分のことを責め、嫌いになることが自己嫌悪と言われるものです。
しかしこの自己嫌悪、陥りやすい人と陥りにくい人がいるのも事実です。
そこで今回は、自己嫌悪に陥りやすい人が、今すぐ抜け出すためにすべき3つの方法をご紹介します。
自己嫌悪に陥りやすい人の特徴
①完璧主義である
自己嫌悪に陥りやすい人は、常に完璧を求めてしまい、中途半端になることをひどく嫌います。
身の丈にあった考えからどんどん離れていき、ハードルを自らであげていってしまうため、到底届くことができません。
そこで、ひどく落ち込み、自己嫌悪から抜け出せなくなってしまっているのです。
②理想と現実のギャップからくるもの
自己嫌悪に陥りやすい人は、頭の中で理想の自分像を思い描いてはいるものの、実際の行動では、理想像に程遠く、そのギャップに心がダメージを負い、自己嫌悪に陥ってしまうのです。
理想の自分像を思い描くことは、自己肯定感を高める上でも非常に良い事ではありますが、初めからその理想像が自分の手の届く範囲で設定していないために、ギャップが大きく、受け止められないといったことが起こっているのです。
③失敗に対する受け止め方
自己嫌悪に陥りやすい人は、非常に真面目であり、心の優しい人に多い傾向があります。
しかし、ネガティブな面も併せ持っており、ちょっとしたことでの受け止め方がネガティブに傾いてしまうため、失敗した時など、ひどく落ち込み、後悔をし、自己否定をしてしまう傾向があります。
それに対して、自己嫌悪に陥りにくい人は、失敗に対して、その時は落ち込むことはあっても、そこから自己否定というところまでは至らないのです。
この受け止め方の差が自己嫌悪に陥りやすいか否かなのです。
では、自己嫌悪から抜け出す為に必要なこととは何でしょうか。
今すぐ抜け出すための3つの方法
①完璧主義を手放す
自分を高める為、完璧を求めることは素晴らしいことです。
しかし、この世の中で、何もかも完璧にこなせる人など存在しません。
非常に真面目であるあなただからこそ、完璧を求めたいのはわかりますが、どこまで到達すれば完璧なのでしょうか。
おそらく、完璧という状態は永遠のテーマであり、一生追い求めていかなければならないものではないでしょうか。
それであれば、どこかに余裕を持たせて完璧と言わず8割程度で考えてみることで、自分でハードルをあげすぎることなく完璧でなくても良いという感覚をつかむことができるはずです。
②人と比べない
自己嫌悪に陥りやすい人ほど、普段から人と比べてしまいがちな傾向があり、何か1つ劣るようなことがあると自己嫌悪に陥ってしまう為、まずは「自分には自分の良さがあり、他人には他人の良さがある」と割り切って考えるようにしましょう。
あなたが「あの人のああいうところがいいな~」と思うことがあるように他の人もあなたの「こんなところがいいな~」と思っていることが必ずあるはずです。
10人いれば10人皆違います、良いところもあれば悪いところもあります。
人と比べても結局その人になる事はできません。
それであれば自分の良いところを伸ばし、自分に自信を持つ事で、自己嫌悪に陥りにくい側に立てるようになっていけるはずです。
もし自分の良いところがわからないのであれば、家族や親しい友人に聞いてみましょう。
③現実を受け入れる
自分の中の理想が高すぎてしまってはいませんか。
確かに理想であるからには、高く持っていたほうが良いのですが、今までそのギャップで自己嫌悪から抜け出せてこれなかったのですから、それは理想が高すぎてしまっているのです。
まずは、現実を正面から受け入れ、実現可能な理想像を思い描き、一度その理想像に到達することを実践してみてください。
1つの成功体験から、理想像をどんどん積み上げていくことが可能になっていき、最初は遠回りかもしれませんが、結果として、当初高いハードルだった理想像に辿りつくことができるはずです。
まとめ
自己嫌悪は誰にでもある心の症状です。
しかし、自己嫌悪に陥りやすい人、陥りにくい人が世の中には存在します。
自己嫌悪に陥ってしまっていると、何もかもがつまらなく感じてしまいます。
ぜひ自己嫌悪から一日も早く抜け出して、楽しい人生にしていきましょう。
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