心に余裕がない人に共通する特徴とは?今すぐ出来る3つの改善方法

仕事の忙しさや人間関係の悩みで、頭の中が一杯になってイライラしたり、何も考えられなくなってしまったりしていませんか。

それはいわゆる「心に余裕がない」という状態になっているのです。

この心に余裕がない状態が一時的なものであれば、時間とともに解消していけるのですが、それがもっと深いものであると、周りが見えなくなり、ストレスを抱え、心身に悪い影響を及ぼしてしまうことさえあるのです。

またこの心に余裕がないという状態は、なりやすい人となりにくい人がいて、心に余裕がない状態になりやすい人には決まって共通の特徴を持っていることが挙げられるのです。

そこで今回は、一杯一杯になってしまって、心に余裕がない人に焦点をあて、心に余裕がない人が持ち合わせている特徴をあげ、それを踏まえた上で、今すぐ出来る3つの改善方法についてご紹介していきたいと思います。

 

心に余裕がない人に共通する特徴とは

特徴①常に何かしらの不安要素を抱えている

人は誰しも感じたことを心で受け止め、そこから頭で考え行動するものです。

また、心には受け止められる容量があり、その容量が溢れてしまうと、頭でも考えられず、判断がつかないと言った状況になってしまうのです。

その最初の受け入れの段階である心ですが、余裕がない人ほど、何かしらの要因を常に貯めてしまっている状態であることが挙げられます。

その要因として挙げられるのが、不安というもので、しかもその不安、余裕がないと思える人ほど、引きずって、なかなか心の中を空っぽにできないでいるのです。

初めから、不安要因が溜まった状態であるからこそ、心に余裕を持てる人より、受け入れられるキャパが少なく、結局溢れてしまい、余裕がなくなってしまうのです。

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特徴②人と比べて自分を卑下する

心に余裕がない人ほど、人と比べて自分はどうなのかということを非常に気にしやすいことが挙げられます。

また、人と比べて、自分も負けないぞと競争心に火をつけるようなことであれば、非常に素晴らしいことなのですが、心に余裕がない人は、残念ながら、人と比べて自分のここが劣っていると自分を卑下してしまうことが見受けられるのです。

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特徴③何事も抱え込んでしまう

心に余裕がない人ほど、真面目すぎて、責任感を非常に強く持っている為、何でもかんでも自分の関わることに対して、抱え込んでしまう傾向が強いと言えます。

「自分に任せられたことだから」が口癖のようになることさえあり、いつの間にか自分でこなせるキャパ以上のものを抱えてしまい、自らで心に負担をかけて余裕を無くさせてしまっているのです。

特徴④視野が狭く、目の前しか見れない

心に余裕がない人は、一呼吸置いて物事を考えることができない為、どうしても周りが見えなく、視野を狭めてしまっていることが挙げられます。

また、視野が狭い状態であれば当然、目の前のことにしか注視できず、その目の前のことを考えるとどうしようどうしようと不安になり、そのことが心にも負担をかけて、余裕を持てなくなってしまっているのです。

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特徴⑤ネガティブ思考

心に余裕がない人ほど、何で自分ばっかりとネガティブ思考である傾向が強く、しかし1つ1つ目の前のことに取り掛かっていけば良いのですが、自分の性格だからとか、周りが嫌のことを自分に押し付けてくるから等、ネガティブな発想ばかりが頭の中にめぐり、行動に移せないといったことが挙げられます。

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これらが、心に余裕がない人が持ち合わせている特徴ですが、そもそもこの心に余裕を無くさせてしまっている原因についても考えてみたいと思います。

 

心に余裕を持てなくさせてしまっている原因とは

原因①人を信頼できていない

心に余裕がない人ほど、何でもかんでも抱えてしまうことは、特徴③でお伝えしましたが、その抱えてしまう原因となっているのが、周りの人を信頼していないということなのです。

信頼できるような間柄であれば、立ち入った相談も気にせずできますし、何かお願いをするにしても気を遣いすぎるようなことなく行えるはずです。

それが、心に余裕がない人ほど、信頼関係を築くことも苦手であり、また信頼できる人もほとんどいない為、結局は自分が抱えてしまい、心のキャパオーバーになってしまっているのです。

原因②完璧を求めすぎている

これは原因①にも関わってくることなのですが、心に余裕がない人ほど、真面目すぎて、責任感がある為、どんなことでも完璧にこなそうという気持ちが強く、完璧を求めるためには、時間や労力を惜しまない為、抱えられる量を越してしまい心の余裕を削り取ってしまわせているのです。

人に頼ったりすることで、問題が起きてしまうかもしれないことが考えられるのであれば、自分で完璧にという思いが強すぎる為、心に負担をかけすぎてしまっているのです。

原因③段取りの組み立てが苦手である

心に余裕を持たせなくしているのは、元から引きずってしまっている不安要因と、今自分で抱えているものが心から溢れてしまっていて、頭で考えられない状態になってしまっているからなのです。

そしてそれを作ってしまっているのが、頭の中で、何から手をつければ良いかわからずあたふたして、優先順位を考えるなどの段取りを組むことが苦手であるということが根本的な原因となっているのです。

一呼吸置いて、段取りを組めれば先を見据えることができるようになるのですが、そのいつまでに何をどうすればが考えられない為、一向に心に余裕が持てないのです。

以上が、心に余裕を持てなくさせてしまっている原因になります。

それではここからは、一杯一杯になってしまっている心に余裕を持たせるための方法についてご紹介していきます。

 

心に余裕がない人への改善法とは

改善法①人と比べるのではなく、一呼吸置いて物事を整理する

心に余裕を持たせるためには、まず、周りの人がどうだとかに気を取られるのではなく、今自分が抱えているものについて、一呼吸置き、頭の中の混乱を整理することから始めましょう。

頭の中で冷静に考えられる状態を作ってあげることで、自然と周りも見えて行き、視野が広げていけるはずです。

そのために、混乱している頭の中を整理して行くわけですが、まずは、抱えているものについて紙に書き出し、優先順位をつけることをしましょう

そして、その優先順位に沿って取り組んで行きましょう。

そうすることで、頭の中の混乱は消えて行きますし、混乱がなくなれば心にも余裕を持たせることができるようになるはずです。

そこで、心に少しずつ余裕が生まれてくると自然と人と比べるといった事がなくなっていくはずです。

改善法②信頼できる人を作る

自分の抱えすぎているものを、少しずつ解放してあげる事で、心への負荷が軽くなり、余裕を持てるようになります。

そのためには、周りの人の手を借りる事が一番の近道になります。

そしてその方法とは、人を信頼するということに他なりません。

1人でななんでも抱えて解決することは素晴らしい事ではありますが、現代社会においては、必ず人の手を借りて行きていくことは避けられません。

それであれば、考え方を変えて、いかに信頼できる人を作っていけるか、信頼できる人が何人いるか、そのように考え方を変えていくと、生き方自体も楽になりますし、何より心にいつも余裕がある状態を保てるはずです。

改善法③不安要素を取り除く為、趣味の時間を作る

心に余裕を持たせるためには、すでに存在する心の中の不安要素をまず取り除いていく必要があります。

その不安要素を取り除くためには、不安であることを考えなくて済む時間、つまり趣味に費やす時間を積極的に作りましょう

趣味に費やしている時間というのは、楽しいのでそのことだけを考えているはずです。

その楽しい時間が、心の中の不安要素を引き剥がすのに効果的な時間なのです。

楽しい事が多ければ多いほど、心にエネルギーが満たされ、心が健やかになっていきます。

そうする事で、いつも心に余裕が生まれ、心に余裕がなかった自分から卒業していく事が可能になるのです。

 

まとめ

心に余裕がない人には、共通の特徴があります。

しかし残念場がら、心に余裕がない人ほどその特徴について、理解できていない事が挙げられます。

まずは、その特徴について自分に当てはめて考え、またその原因となるべきものをつかむ事、これが心に余裕がある人へと変わっていける一番の近道になるはずです。

心に余裕がない、心当たりのある人は、ぜひ、上記特徴、原因を探り、改善法について取り組んでみて下さい。