人の顔色を伺う人の特徴とは?その原因と3つの改善法

職場の同僚、友人、家族などが今、何を考えているのだろう、自分に対してどう思っているのだろうと、ついつい人の顔色を伺ってしまう人っていますよね。

相手を気にかけるといった意味では、結構な事ですが、顔色を伺い過ぎてしまうと自分の推測で悪い方へ勝手に判断し、その人との関係が崩れてしまうことすらあります。

それが習慣化してしまうと、なんでも勘ぐるようになり、自分自身を息苦しくしてしまいます。

そのようになる前に、適切な対処法を身につける必要があります。

しかし、その対処法を身につけるにしても、原因となるものを明らかにしないことには先へ進めません。

そこで今回は、どうしても人の顔色を伺ってしまう人に焦点を当て、人の顔色を伺ってしまう人が持ち合わせている特徴とその原因をあげ、3つの改善法をご紹介させていただきたいと思います。

 

人の顔色を伺う人の特徴とは

特徴1:自分に自信がない

人の顔を伺ってしまうのは、自分に自信がないため、自らが話しかける前に相手の心理を読み取りたい意志の表れからこのような行動を起こしてしまうのです。

また、人の顔を伺う人ほど、自分から話しかけるのが苦手である場合が多く、顔色を伺っているアピールをすることで、相手の気を引き、相手から話しかけられるのを待っているということも挙げられます。

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特徴2:嫌われたくない心理が強い

人の顔色を伺う人は、常に自分がどう思われているのかが気になる傾向が強く、嫌われたくないという心理が強く働き、それがつい顔を伺ってしまうという行動に繋がっているのです。

また、どちらかというと人とのコミュニケーションの構築に難ありの傾向が強いことも挙げられます。

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特徴3:気に入られたい

人の顔色を伺う人は、嫌われたくないという心理が働くのと同時に、何とか相手に自分を気に入ってもらいたいという思いも強く、気に入られるためにはどうしたら良いのかを探り出そうとして、つい相手の顔色ばかりを伺ってしまうのです。

またその時、自分では、気に入られたい思い一心で、顔色を伺う行動をとっているのですが、それが相手には、あまり好意的には映らず、返って相手の感情を逆なでしてしまい避けられてしまうようなことも起こりうるのです。

特徴4:場を読み過ぎて何もできない

人の顔色を伺う人は、自分がどうみられているか、相手が何を今考えていそうかを勘ぐりその場でどう対処すべきかを読みすぎ、その結果として知らず知らず自分を押さえつけてしまっている事にさえ気がつかない状態になってしまっており、何も発せず、何もできずじまいになる事があります。

これは、顔色を伺う行動がいき過ぎてしまう事で起こり、自分を見失ってしまっているのです。

特徴5:相手優先に考えがち

人の顔色を伺う人は、自分に自信がないため、どうしても相手優先で物事を考えようとし、相手に寄り添えば、嫌われることもないし、人間関係も上手くいくという考えの元にこのような行動を取る事が挙げられます。

私はあなたのことをよくわかってますよということをアピールしたく、それを先回りするために、顔色を伺うという行動に出るのです。

これらが、人の顔色を伺う人が持ち合わせている特徴ですが、そもそも顔色を伺うようになってしまった原因とはなんなのでしょうか。

 

人の顔色を伺うようになってしまった原因とは

原因1:幼少期からの環境によるもの

まず考えられるのが、幼少期に親や先生に一方的に叱られたり、辛くあたられたりして、また叱られるんじゃないか、また嫌な思いをするんじゃないか、そうならないようにするにはと考えるようになり、その結果として人の顔色を伺うようになってしまった事が挙げられます。

最初はその時だけ顔色を伺う行動をしていたものが、だんだん習慣化してしまい、いつしか顔色を伺う事が前提になってしまったという事が考えられます。

原因2:過去の失敗によるトラウマ

次に考えられるのが、幼少期とは別の成長過程で、自分発信で失敗をしてしまった事で、それがひどく心から離れず、トラウマとなって蘇り、自分の自信をなくし、自己主張ができないあまり相手の顔色を伺って行動するようになってしまった事が挙げられます。

誰しも失敗することはつきものではありますが、人の顔色を伺ってしまう人ほど、引きずってしまい抜け出せないでいるのです。

それでは、これらの特徴、原因を踏まえた上で、ここからは改善法についてご紹介していきたいと思います。

 

人の顔色を伺わなくなるための改善法とは

改善法1:自分に自信を持たせる

つい人の顔色を伺ってしまうのは、自分に自信がない為ということは特徴1のところでお伝えしましたが、自分に自信を持たせる意識変革ができない限り、ずっと相手任せになってしまうので、まずは自分に自信を持たせて、押さえつけていた自分を表現していきましょう。

いきなり自信を持つというのは無理な話で、それが出来るのであれば、とっくに人の顔色を伺うことから卒業できているはずです。

自信を持つために効果的なのは、いかに自分の中に成功体験を植え付けていけるかに限ります。

それはどんな小さなことでも良いので、例えば、朝いつもより5分早く起きようと決めてその通り実行できたとか、いつもよりコミュニケーションが取れたなど、その小さな積み重ねが心を強くしてくれ、自分に自信を少しずつつけていってくれるのです。

そして、自信をつけることで、いちいち相手の顔色を伺うようなことをしなくても良い状態に持っていけるのです。

改善法2:機嫌取りし過ぎても相手には伝わっていないことを知ること

相手の顔色を伺うことで、あなたのことをちゃんと理解しているんですよとこちらがいくら思ってみても、意外と相手には伝わっていません。

相手の機嫌取りのための顔色を伺う行動をしていたと思いますが、それは全く意味がないものであることを知りましょう。

むしろ機嫌取りではなく、自分の意見を持って、相手を受け入れてあげるほうが、より親密感も得られますし、その後の関係も良好になるはずです。

改善法3:嫌われたくないという思いを断ち切る

人の顔色を伺う人は、非常に繊細であるがゆえに、相手に嫌われたくないという思いが強く出てしまいますが、世の中には様々な人がいるので、その全ての人に嫌われないようにすることはまず無理なことで、気苦労ばかりが募るだけです。

あなたも、周りにいる人の中に苦手な人は必ずいるかと思います。

むしろ苦手な人が、あなたの顔色を伺うことばかりしてきたらどう思いますか。

おそらくますます苦手な人になるのではないかと思います。

それであれば、神経をすり減らしてまでも、顔色を伺うのはやめて、堂々と向き合うことにチャレンジしてみてください。

意外とあなたが思っているほど、相手は嫌いに思ってはいないはずです。

顔色を伺ってしまう人から卒業したいのであれば、嫌われたくないという思いを今こそ断ち切りましょう。

 

まとめ

人の顔色を伺ってしまうことは決して悪いことではありません。

しかしそれがいき過ぎてしまうことで、神経をすり減らしてしまい、生きづらくなってしまいます。

また人の顔色を伺ってしまうのには、原因というものが必ずあるので、まずはその原因が何なのかを掘り起こし、また顔色を伺う人が持ち合わせている特徴をしっかりつかむことで、対象法が見出せるはずです。

ぜひ、人の顔色を伺わないですむ人へと変わって、心地よい人生を送っていきましょう。