あなたは、職場や友人との会話の中で、自分の意見を貫いて主張する人ですか。
それとも、周りを優先してしまい、人の意見に流されてしまう人ですか。
自分の意見を常に主張できる人であれば、思っていることを吐き出せ、ストレスをためてしまうということはないかと思います。
しかし、自分の意見を主張できない人にとっては、何かしら我慢を強いられるため、心にストレスを抱えてしまい、ひいてはそのストレスが積もり積もって、体調を崩してしまうことさえあるのです。
実際、生きていく上で、人間関係は避けられないものであり、その人間関係が複雑になっている昨今では、言いたいことも言えないというのが実情ではないでしょうか。
そこで今回は、自分の意見を貫けず、つい人の意見に流されやすい人に焦点を当て、人に流されやすい人が共通して持っている特徴と、人の意見に流されない人になるための3つの克服法について、ご紹介して生きたいと思います。
人の意見に流されやすい人が共通して持っている特徴とは
特徴①自分に自信がない
人の意見に流されやすい人が必ずと言っていいほど持ち合わせている特徴が、自分に自信がないことで、自分の意見を貫けず、他の人の意見に流されてしまうといったことです。
これは、意見だけではなく、普段の行動にも同じようなことが現れ、自分が何かを決めなければならないような時、その決断が間違っていたらどうしようと不安になり、結局は自分で決められず、周りの意見に流されてしまうことが起こるのです。
これらすべてが自分の自信のなさに起因するものなのです。
特徴②他人に気を使いすぎる
人の意見にに流されやすい人は、自分よりも他の人を優先する傾向が強く、自分なんかが出しゃばるより、他人の意見を尊重した方が良いのではないかという考えが働き、結局他人に気を使いすぎるので、自分を出せずに、人に流されるという行動をとるのです。
気を使いすぎることで相当ストレスはたまりますが、それでも他人を優先してしまいます。
特徴③調和を大事にする
人の意見に流されやすい人は、解釈によっては、気を配るのが上手とも言えます。
しかしそこには、各々の主張によって争いごとになるのを避けるため、丸くおさめるにはどうすれば良いかを常に考えるという心理状態が働いているのです。
自分自身が嫌われたりするのはもちろん避けたいことではありますし、他人が責められることに対しても避けたいという平和主義的な考えを強く持っています。
とにかくその場の調和を大事にすることに一生懸命になります。
特徴④気が弱い
人の意見に流されやすい人は、ネガティブ思考であることが多く、頭の中で常にマイナスなことが起こった時のシミュレーションをしています。
自分なんかがここで意見を言ったら何か言われるんじゃないかと考え、しまいには言い出すことすらできないといった状態になってしまいます。
そういう意味で、人の意見に流されやすい人は、気が弱いと言えます。
特徴⑤自分の考えに強い思いがない
自分の意見に責任を持ったりすることが苦手であり、意見をすること自体も自分でブレーキをかけてしまっているので、どちらかというと他人の意見にどう同調するかを考える方が強く、結局は自分の考えに対して強い思いを持たなくなってしまっています。
自分で意見するより、他人の意見に乗った方が楽という考え方に気持ちを切り替えてしまっている傾向も見受けられます。
特徴⑥そもそもこだわりがない
自分も関わっている物事があったとしても、どちらかというとお客さん的な考えを持ち、意見があるなら意見したい人がすればいいんじゃないというある意味冷めた感覚で見てしまうことがあります。
そこには、どうせ自分は意見するつもりもないので、あれこれ考えてもしょうがない、変にこだわりも持たないと言った心理状態があります。
これらが、人の意見に流されやすい人が持っている特徴ですが、ここでそもそも人に流されてしまう原因とはなんなのかを少し考えてみたいと思います。
人の意見に流されてしまう原因とは
人に流されやすいと感じてしまう原因として考えられるのが、幼少期のマイナス経験がいつまでも心に棲み着いていて、それがトラウマになって、思い出させてしまい前に出れなくさせてしまっていることです。
幼少期に自分が言ったことで、親や先生、友達などから責められてしまったり、それが元で言い争いになってしまったり、忘れることができないようなマイナス経験が大人になるにつれて恐怖と不安という形として残ってしまっていることが考えられます。
では、これらを踏まえて、人の意見に流されない人になるための克服法についてここからご紹介させていただきます。
人の意見に流されない人になるための克服法とは
克服法①他人優先の考え方から何も得るものがないことを知る
人に流されやすい人ほど、自分より他人優先で考え、調和を取ろうとしますが、いくら他人優先にしたところで、相手は自分の配慮なんかは一切わかっていませんし、逆に自分に対し意見を持っていない人という扱いでしかないのです。
色々気をまわしていても何も得るものがないということをまずは自覚しましょう。
それであればむしろ、積極的に意見を貫いてみましょう。
意外と自分が思っていたような、嫌われるんじゃないか、文句言われるんじゃないかといったことが取越し苦労だったことに気づくはずです。
そこから、人に流されない自分を確立していけるはずです。
克服法②自分に自信をつける
気持ちがネガティブに傾いているとどうしても自信がなく、何事も前に進むのを妨げてしまいます。
いきなり自信満々といことは無理なので、自分の中にある自信メーターを少しずつ貯めていくことから始めましょう。
それには、どんなことでも良いので、昨日より今日の方がちょっと成長したという喜びに感じられることを作っていきましょう。
本当にどんなことでも良いのです。
昨日より今日の方が時間通りに起きられた、仕事がはかどった、楽しいことがあった等、心に喜びを与えることで、自分に自信が少しずつついていくのです。
その積み重ねが自分を強く、つまり自信を持てるようになるのです。
克服方③失敗があるからこそ前に進めるという考え方を持つ
人は誰しも失敗したことがない人はいません。
その失敗を糧にいかに次に繋げられるかで成長できるかどうか決まります。
人に意見に流されやすい人は、過去の失敗でのトラウマから抜け出せないでいる状態なので、まずはそのトラウマというブレーキを取り払いましょう。
それには勇気を持って前に進むことが一番です。
人の意見に流されない人になるために、自分のネガティブな殻を打ち破りましょう。
他人がどうこうではなくまずは自分がどうしたいのかを発しましょう。
それができれば、前に進めなかったブレーキを外すことができ、自分をしっかり持った人の意見に流されない人へと変わっていけるはずです。
まとめ
人の意見に流されやすい人には決まった特徴を持っています。
その特徴をしっかりと理解し、自分がなぜ流されやすいのかを分析してみてください。
そしてもし、今人の意見に流されない人になりたいという思いが強いのであれば、上記克服法を試してみてください。
今まで引っかかっていたブレーキを外せるのはあなたしかいません。
人の意見に流されない人へ変わっていきましょう!
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