この世の中で、コンプレックスを何1つ抱えていない人はいないのではないでしょうか。
人間誰しも全てにおいて完璧な人は存在しません。
コンプレックスは人間が想像力が豊かであるが為に、生じてしまう心理と言えるでしょう。
ただ、時にこのコンプレックスが元で、悩み、人生を思い通りに過ごせず、ふさぎ込んでしまう原因を作っているのも事実です。
何とかコンプレックスを克服したいと思い、その方法を追い求めるよりも前に、大事な事として、コンプレックスを克服する為には、自分を知る事をすべきなのです。
それには、育ってきた環境や性格も影響してくるはずです。
今回は、コンプレックスを抱えてしまう原因になりえるものをあげ、その特徴を掴み克服への道筋をご紹介していきます。
そもそもコンプレックスとは
コンプレックスとは、誰かと比べて、自分のものさしで劣っていると感じてしまい、ネガティブな感情に陥ってしまうことを言います。
ここで大事なのは、コンプレックスは、決められたものではなく、その人の基準で作り上げられた心理的なものであるということです。
コンプレックスの原因
①常に誰かと比較してしまう
コンプレックスの原因としてまず考えられるのが、容姿や性格など常に誰かと比較をしてしまい、そこで自分の中のあら探しをして自分でコンプレックスを作り上げてしまうのです。
ひどい場合には、他人の目線が気になってしょうがなくなり、精神的に病んで、ふさぎこんでしまうことすらあり得るのです。
②あえて自分の理想を高すぎる設定にする
次に原因として、完璧を求めすぎて、その理想に達していないが為に、自分はダメなんだと責めてしまうことが挙げられます。
その完璧な理想はどんな人でもなりうることがない人物像であり、コンプレックスを抱えやすい人ほど、この理想を高く高く設定してしまう傾向があります。
③育ってきた環境や性格で、過去のマイナス経験からくるもの
コンプレックスの原因として根深いのが、育ってきた環境や性格で過去に嫌な経験(マイナス経験)をしたことで、心の奥底に根付いて、そのマイナス経験がフラッシュバックしてしまう事です。
その過去のマイナス経験がコンプレックスを抱くクセを作ってしまう為、なかなか抜け出せないといったことに繋がってしまうのです。
自分を知る為にすべきこととは
コンプレックスといっても感じ方は人それぞれである為、これらの原因に当てはめて自分を知ることが大事です。
その為には自分がコンプレックスを抱いていることに対して、すべて書き出してみましょう。
書き出すことで、視覚に訴えられ、改めて自分がこんなコンプレックスを抱えていたという事実を認識できまた、第三者的に見ることができるからです。
そうすることによって、今までコンプレックスとして悩んでいたものが、実は単なる自分の作り上げたものでしかないということに気がつけるのです。
これこそが自分を知ることになるのです。
自分を知ることができれば、もっと自分自身に向き合えるようになり、自分をどのようにすれば、コンプレックスを少しずつ排除していけるかの克服法を導き出せて行くはずです。
コンプレックスは全てが悪いものではありません。
10人いれば10人違うように、コンプレックス=それぞれの個性であるという風に捉えて見ると、コンプレックスの付き合い方も変わってきますよ。
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