あなたが部下や後輩に仕事を任せるとき、何を基準に任せていますか?
仕事を任せるにあたって、ただその仕事をこなしてもらうだけでは、意味がありません。
あくまで将来の会社の成長を見越して適任者を決めていく必要があります。
会社の規模により、なかには任せる人が1人しかいない場合もあるかと思いますが、今回は、任せる人間が2人以上いたと仮定してお伝えしていきます。
責任を持って遂行できる人
仕事を任せる際、しっかりと頭に置かなければならないのは、その仕事に対して責任を持って遂行できる人間かどうかです。
こんなの当たり前だと思われるかもしtれませんが、特に若い世代に多いのが、責任を持つことに非常に抵抗感があり、気楽な仕事なら引き受けるという傾向が強いのです。
なぜなら、気楽な仕事であれば、無理なら途中で諦めても良いという意識があるためです。
あくまで「責任」という言葉に敏感であって、若い世代が仕事を遂行できないと言っているわけではありません。
しっかりこちらが求める以上の仕事をしてくる若い世代もたくさんいます。
ですから、適任者を選ぶ際には、まず仕事を最後までやり遂げられる人は誰なのか、そしてその人は表立ってではなくていいので、心の中では責任感を持っていそうであるかを基準として選定してみてください。
柔軟性のある人
次に、仕事中は全てがマニュアル通りに進むとは限りません。
イレギュラーな仕事が急に舞い込んでくることは日常茶飯事です。
その中で、1つの仕事に固執してしまう性質のある人は、急な対応という部分では融通が聞きにくい傾向があります。
もしそのような人に仕事を任せてしまうと、おそらく優先順位をつけて仕事をこなすことが難しいと考えられる為、こちら側がいつ取り掛かっていつ終わらせられるか気が気でない状態になってしまいます。
その点、柔軟性のある人であれば、イレギュラーな仕事に対する心構えもしっかりとできているので、急な仕事についても上手く自分のスケジュールに組み込んでそつなくこなしてくれるでしょう。
ポジティブに考えられる人
仕事だけでなく物事についてポジティブに考えられる人は、それをこなす事で自分の成長につながると捉えられるので、常に前向きな考えが、思いもよらないアイデアを生むことがあります。
また、ポジティブに考えられる人は、途中で任さられた仕事を投げ出すことはなく、むしろ自分に任されたのだから完璧にこなそうという気持ちになり、それが全体の生産性もあげることに繋がりますので、仕事を任せたときに、快く引き受けてくれます。
任せる側も安心して任せられます。
その仕事から成長が望める人
次に、仕事を任せる上で考えておかなければならない事は、仕事を任せる=部下・後輩を成長させ育てていく=会社が成長していくという図式が成り立つ為、その仕事単体で物を考えるのではなく、その仕事の延長上に任せた人の成長度も頭に置いた上で選任する必要があります。
今の話だと将来成長してほしい人に託していけばいいのかと思われるかもしれませんが、確かに長い目で見たときには全ての人に成長してほしいと思うのが上司・先輩の想いだと思いますが、そこは仕事内容により選定する人を変えましょう。
ここでいう、その仕事から成長が望める人とは、即戦力を育成する為の人選になります。
上記であげている秘めた部分であっても責任を持ち、遂行できる人は誰であるのかをしっかり考えて選ぶ必要があります。
まとめ
仕事を任せる際、基準を設ける事で会社全体の生産性が上がっていきます。
もし仕事を任せる適任者で悩んでいるようであれば、参考にしてみてください。
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