あなたは、職場で仕事が早い人ですかそれとも仕事が遅い人ですか。
おそらくこの記事を読んでくださっているという事は、仕事が遅いことに心当たりがあるからではないでしょうか。
自分では一生懸命、仕事をこなしているつもりでも、周りから仕事が遅いと見られる、または遅くなってしまっている。
仕事は決して1人では成り立たない為、周りの人が絡むとなると、仕事が遅いという事にプレッシャーを感じてしまっているのが実情ではないでしょうか。
しかし、この仕事が遅い人には、遅くなってしまう人ならではの共通の特徴を持っており、自分では自覚できていなかったその特徴を理解していく事で、改善への道は見えてくるのです。
そこで今回は、周りと比べて仕事が遅いと感じ、悩んでいるあなたへ、まず知っておくべき特徴と今日からできる3つの改善方法についてご紹介していきたいと思います。
仕事が遅い人に共通する特徴とは
特徴1:仕事の全体像が把握できていない
仕事が遅い人ほど、とりあえず何も考えずに目の前の仕事に取り掛かってしまう為、その仕事がいつ終わらせることが出来るのか、期限も決めない為、ダラダラと取り掛かり、時間ばかりかかってしまうといったことが挙げられます。
1つの仕事に対して、まず全体像を把握してから、いつまでに、どのようにと計画して進めることが苦手であると言えます。
特徴2:優先すべき仕事の取捨選択ができない
目の前にある仕事に対して取り掛かってしまう為、どれが重要度が高く、どれを後に回すかを考えるのが苦手であり、優先順位をつけて取捨選択をし、段取りを組むことができない傾向が強いです。
確かに、目の前にある仕事に対して取り組むこと自体は何も間違ってはいませんが、仕事にはどうしても期限がある為、また周りに人も関わってくる為、この取捨選択ができないと、結局その職場全体の仕事の流れまで乱してしまうことになりかねません。
特徴3:あれこれ手をつけてしまう
仕事が遅い人ほど、仕事を抱えすぎてしまう傾向があり、また優先順位をつける事も苦手な為、あれこれ手をつけてしまって、何1つ終えられていないといったことがよく見受けられます。
1つの事をこなしている最中に、「そう言えばあれはどうだっけ」「さっきの件をやらなくちゃ」など頭の中に思い浮かび、気になってそちらに手をかけてしまい、中途半端な状態の仕事がいくつもあるといったことがあります。
特徴4:わからなくても聞かない
仕事を行う上で、当然分からない事、確認しながら進めていかなければならない事が出てきます。
しかし、仕事が遅い人に共通するのが、わからない事、確認しなければならない事が出てきた場合、「いいや、後にしよう」という心理になって、それが後々のしかかり時間ばかりがかかってしまい、仕事が遅い人を作り上げてしまっているのです。
特徴5:すぐに後回しにしてしまう
仕事が遅い人には面倒くさがりの人が多い傾向があり、目の前の仕事もとりあえず取り掛かってはみるが、面倒だなと感じてしまった際、その時点で後回しにしてしまうという行動が見られます。
後回し後回しにしてしまう為、結局、簡単な仕事を先にこなしているということが多々見受けられ、優先順位の高い仕事がそのまま残ってしまっていることがよくあります。
特徴6:集中できない環境にしている
普段自分が仕事を行う机周りが、とにかく乱雑になっている人ほど仕事が遅い傾向が強いです。
周りに様々な気をとられる物(文房具も含め)が散らばっている為、今行うべき仕事に対して集中しきれず、視界に入ってくるものに気を取られ、仕事が思うように進まない、そのような環境を自らが作ってしまっているのです。
特徴7:仕事ではなく作業になっている
仕事が遅い人ほど仕事に対しての意識が低く、頭で考えて行う仕事ではなく、どちらかというと作業になってしまっている傾向が強いです。
身が入っていないと言えばそれまでですが、作業化で仕事を考えてしまっているといったことが挙げられます。
ではここで、仕事が遅くなってしまう原因について考えて行きたいと思います。
仕事が遅くなってしまう原因とは
原因1:時間内に終わらせる意識が低い
仕事が遅くなってしまう原因としてまず考えられるのが、全体像を見るのが苦手である為、とりあえず後回しにしておいて、就業時間が終わってから考えよう、または取り掛かろうという考えが頭の中にある為、就業時間中の仕事自体ものんびりしてしまうことが挙げられます。
困ったら後で(就業時間後で)という時間内に終わらせるという意識が低いために仕事が遅いから抜け出せないのです。
原因2:自分のこなせるキャパがわかっていない
次に原因として挙げられるのが、仕事が遅い人ほど人が良いため、断りきれない性格であることが多く、なんでもかんでも受けてしまって、その仕事量が自分がこなせるキャパなのかどうかをわかっておらず、実際取り掛かって見たら、とてもこなせる量ではない事にそこで初めて気づき、職場の仕事全体に影響を及ぼしてしまう事です。
これらを踏まえた上で、ここからは今日から取り組める改善法についてご紹介していきます。
今日から取り組める改善法とは
改善法1:仕事の全体像の把握と優先すべき事のリスト化
仕事が遅い人ほどとりあえず目の前にあるものに対して計画性のない中で取り掛かってしまうので、まずは苦手でもある、全体像を把握することから始めましょう。
ここではただ全体像を把握しても、すぐ他のものに気を取られたりということが起こりますので、リスト化をすること、その際同時に優先順位をそのリストに書き込むこと、これが仕事を早くするための一番の近道です。
このリスト化は必ず朝一番で行い全体を見て優先度の高いものを当てはめていく。
こうすることで、イレギュラーな仕事が入ってきてもそのリストを見てどこに当てはめられるかがわかり、仕事の効率化つまり仕事が早い人へ変わっていけるのです。
改善法2:残業ありきではなく、時間内に終わらせるための逆算スケジュールを書き出す。
今までのとりあえず後回し体質を変えていかない事には、仕事が早い人へ変わってはいけないため、改善法1でお伝えした内容をこなした上で、残業ありきの考え方を捨て、時間内に終わらせるために、逆算してスケジュールをたて、それを書き出していくことをしましょう。
ここで大事なことは頭の中で、行うのではなく、しっかり見て取れるようリストとして書きだすということなのです。
リスト化についてあまり深く考えすぎず、最初はパズルのように空いている場所を埋めていくくらいの気持ちで始めましょう。
改善法3:わからない事は後回しにせず、その場で解決する習慣をつける
仕事が遅い人から卒業するためには、何と言っても意識改革は絶対不可欠です。
今まで、仕事を遅くさせていた原因となるものを排除することで、仕事が早い人へ変わっていけるのです。
そのために、わからない事、確認しながら行わなければならない事は悪しき習慣であった後回しするのではなく、その場で必ず解決しましょう。
解決するまでは絶対先に進まないという意識を持って取り組むことが必要です。
それを繰り返すことができれば習慣化につながり、仕事が遅い人から卒業できるようになります。
まとめ
仕事が遅い人には決まって共通の特徴があり、実は仕事が遅い人自体、その特徴を自覚していないケースが多いです。
もし今、仕事が遅くどうにかしていきたいと考えているのであれば、まずは共通の特徴に当てはめ、自覚し、それをもって改善法に取り組んでみましょう。
自分を見つめ直すことができればそれだけ早く、変わっていけるはずですよ。
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